drharv123

マイペース勤務医。このブログでは医学や臨床に特化しています。できるだけ内容含めて標準的なものを心がけています。

obesity

テレワークでの体重増加対策

テレワークですっかり変わった生活様式。徐々に戻る会社もでてきていますが、いつテレワーク主体に戻るかわかりません。 実際、テレワークでは体重が増えてしまった方、外食や飲み会が多かった人は健康的な生活を取り戻した方など大きく分かれました。 テレワークではどのような点を気をつければよいか紹介します。 テレワークは体重が増えやすい理由 テレワークになると体重が増えてしまう方が多いです。理由は以下のようなものがあげられます 座っている時間が長くなり、動く量が減る 座っている時間が長くなり、通勤時間歩いていた分を休ん ...

ペットボトル

夏場に増えるペットボトル症候群の注意喚起

ペットボトル症候群、糖類のジュースなどを多量に飲むことで 高血糖、脱水、口渇→ループ で浸透圧上昇して病院にはこばれる症候群。 ペットボトルケトーシスなどとも呼びます。 のどがやたら乾いて、水分補給にジュース類をとっているとちっともよくならないという状態です。 毎年救急外来に運ばれる人がいるので、注意喚起をしておきます。 高血糖の症状 典型的な症状として、 喉がやたら渇く、体重が減り出す、トイレの回数が増える があります。これらがあてはまる人は病院を受診しましょう。注意喚起です。 微糖、無糖の違いも重要 ...

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コンドームについて気になる情報をまとめる

コンドームは避妊目的で使用されますが、性感染症、新型コロナウイルス感染症予防にも重要です。 唾液、便、精液から新型コロナウイルスが検出されることがあるといわれています。 コンドームが重要だということはわかりましたが、それでも気になる点などあると思います。 この記事ではコンドーム周辺の話題や気になる点をまとめています 新型コロナウイルスと性生活への影響の過去記事はこちらです コンドームのオススメ せっかくセックスするので気持ちが良い方が良いですよね。 基本的には薄いコンドームの方が密着感、一体感が強くなり満 ...

減塩食

高血圧と食事

高血圧といえば減塩。塩分制限。また自身の健康にも関わってくるので血圧は気になるところです。 食事と塩分摂取のデータは厚生労働省の健康情報サイトe-ヘルスネットから入手できます。栄養・食生活と高血圧 日本での塩分摂取量 このグラフは年齢調整した食塩摂取量の平均値のグラフです。 ちなみに、1日の適量な食塩摂取量は男性7.5g、女性6.5g未満と言われています。 入院の減塩食は1日6g未満になります。 20178年の男性平均は11.0g、女性が9.3gと両者超えています(厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査 ...

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新型コロナウイルスと性生活への影響

コロナウイルスは私達の生活をすっかり変えてしまいました。その一方で、また力強く生きていく人間の強さや人生について考えさせられました。 本記事では、コロナウイルスと性生活(セックスライフ)への影響を調べています。 新型コロナウイルス感染症はセックスで感染するのか? 唾液から感染するわけですし、セックスをする時は相手との距離が近くなりますので当然、感染リスクは高まります。 じゃあ、セックスは避けて下さい。。というわけにもいきません。 リスクを減らすセックスの方法をまとめます。 感染予防で気をつけること セック ...

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医師の当直|夜勤について

研修医の頃って当直めちゃくちゃ多かったんですよね。2年のはじめの1年生が抜けたときが人生で一番多くて、週1当直ではなくて週2回ペースだったのは覚えている。 もうあんな生活はできないなあと思っていたが、幸いキャリアが長くなるにつれて当直回数は減って月1-2回程度に調整となった。今ではバイトで寝当直をピンポイントで探す日々。えらい違いです。 夜間の眠気対策 私の眠気対策はたった1つです。仮眠をとる。これにつきます。 なぜ、私が救急車受け入れの当直を避けるのか。。 1睡もできなかった日々。ほとんど椅子に座ること ...

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内分泌専門医が解説する実践的な副腎不全の診断方法

要はコルチゾールが低いことを確認すればOK 副腎不全は病因が多彩であるため慣れていないとこんがらがります。 実際はシンプルです。コルチゾールが低いことを確認します。 副腎皮質機能低下があれば副腎不全です。 ACTHは診断に使いますが、副腎不全の本態はコルチゾールの低下です。 採血は早朝に行うこと!日内変動 コルチゾールは通常朝高く、夜低い 日内変動があります。 早朝コルチゾール値が ①18μg/dL以上であれば副腎不全は否定的 ②4μg/dL未満であれば副腎不全の可能性が高い ③4μg/dL以上18μg/ ...

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内分泌は面白い

専攻する科が決まっている人もいると思いますが、私はなかなか決まりませんでした。そして学生時代ちんぷんかんぷんだった内分泌を専門とする医師になりました。わからないものです。今日は糖尿病・内分泌でよかったと思うことを書きます。 あくまでもHarvの主観ですので、医師のキャリア時期において感じること、思うことは違うと思います。 診断、治療が完結するので担当医として貢献度・満足度が高い バセドウ病あたりは一般の先生でも診断する機会は多いでしょう。 1型糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシスもまああるかな。 ACTH単独 ...

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2022年度診療報酬改定_リフィル処方箋について

リフィル処方箋導入が決まりました。運用は2022年4月から。今回はその周辺を調査しました。 該当記事はこちら リフィル処方のメリット 患者さんの通院負担軽減 医師側 診療の負荷が軽減 指摘されている問題点 医療機関の収入低下(通院回数の減少により直ちに減収になります) 医師が処方をチェックしないことによる医療事故 無受診期間がのびる可能性 開業医の先生で1ヶ月で定期処方をまわしているところもありますよね。リフィル処方箋導入によって、そのようなスタイルは減っていく(?)かもしれません。リフィル処方箋導入しな ...

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尿検査の定性検査と沈渣はだいたい常に見ている|内科専門医の外来

Harvです。尿検査は侵襲的な検査では無いため、ほとんどルーチンでオーダーしています。 この尿検査だけでも様々な疾患の診断のきっかけになりますので、大変重宝しています。 尿定性検査 比重 通常比重は1.010-1.025 尿のうすい、濃い状態がわかります。尿崩症ではうすくなります。 蛋白 蛋白尿は糖尿病腎症や、腎疾患によるものを疑うきっかけとなります 尿糖 血中農道が腎臓の閾値を超えると尿中にでてきます。SGLT2阻害薬を飲んでいる人も尿糖4+になるので、最近はそういう方も多いです ケトン体 インスリン欠 ...