内科専門医

2022年度診療報酬改定_リフィル処方箋について

リフィル処方箋導入が決まりました。運用は2022年4月から。今回はその周辺を調査しました。

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リフィル処方箋

症状が安定している患者さんについて、医師の処方により、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方箋を反復利用できるというものです。リフィル処方箋は同一薬局に持っていくことを前提としているようです。上限3回までとされています。

リフィル処方のメリット

患者さんの通院負担軽減

医師側 診療の負荷が軽減

指摘されている問題点

医療機関の収入低下(通院回数の減少により直ちに減収になります)

医師が処方をチェックしないことによる医療事故

無受診期間がのびる可能性

開業医の先生で1ヶ月で定期処方をまわしているところもありますよね。リフィル処方箋導入によって、そのようなスタイルは減っていく(?)かもしれません。リフィル処方箋導入しないという選択もありますが、今度は患者さん側のニーズによってリフィル処方箋導入しているところに集まるかもしれません。

リフィル処方箋該当ってどういう状況?

慢性疾患で、落ち着いている場合ですね。患者さん側の方で変化があったらすぐに受診してくれるようなら世の流れで浸透していくかもしれません。問題点は今後顕在化するでしょうからわかりませんが。

開業医には逆風

施策として開業医の先生には収益に大きく影響します。コロナ禍の影響も大きいところは大きいので今後経営に影響するケースもでてくるかもしれません。

医療機関の収益が低下すると勤務医の給料、バイト先の給料も影響する

病院経営では苦しい話しか聞きませんが、淘汰が進むのかもしれません。やはり他の収益を模索しておく必要があるなとひしひしと感じますね。



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