【医師のPC処方箋】Cドライブがいっぱいで、PCが動かない!その原因と、外科的(パーティション)治療法

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PCの動作が、日に日に重くなる。 新しいソフトをインストールしようとすると、「容量不足」のエラーが…。

それは、あなたのPCのCドライブ容量が足りなくなっている状態に陥っている、という危険なサインです。

PC全体のパフォーマンスを低下させ、最悪の場合、システムのクラッシュを招きます。この記事では、この症状の原因を診断し、その根本的な治療法を、医師の視点から解説します。

目次

Cドライブの容量不足問題

Cドライブが一杯になると、パソコンの動作が遅くなり、アプリケーションの起動時間が長くなったり、システム全体のパフォーマンスが低下することがあります。特に、ストレージ容量がほとんどない状態では、Windowsのアップデートや新しいソフトウェアのインストールができなくなることもあります。

Cドライブが一杯になる原因

Cドライブが一杯になる原因には、以下のようなものがあります:

  • 長期間の使用により不要なファイルが溜まる
  • 大容量のプログラムやデータの保存

インターネットのキャッシュや一時ファイル、古いソフトウェアの残骸などが蓄積されます。

動画や写真、音楽ファイルなどのメディアファイルや、大きなソフトウェアがCドライブにインストールされることが多いです。

容量不足が引き起こす問題

Cドライブの容量不足が引き起こす問題には、次のようなものがあります:

  • パフォーマンスの低下:十分な空き容量がないと、仮想メモリが不足し、システム全体の動作が遅くなります。
  • アプリケーションの動作不良:新しいアプリケーションのインストールや既存のソフトウェアのアップデートができなくなり、場合によってはアプリがクラッシュすることもあります。

Cドライブの容量を増やす方法

Cドライブの容量を増やすためには、いくつかの方法があります。ここでは、代表的な方法について詳しく説明します。

不要なファイルの削除

Cドライブの空き容量を増やす最も基本的な方法は、不要なファイルを削除することです。

  • ディスククリーンアップツールの使用:Windowsに標準で搭載されているディスククリーンアップツールを使用すると、不要なシステムファイルや一時ファイルを簡単に削除できます。ディスククリーンアップツールを開き、「システムファイルのクリーンアップ」を選択して、削除するファイルを確認してからクリーンアップを実行します。
  • 大容量ファイルの手動削除:一時的なダウンロードファイルや、使用していない大容量のファイル(例えば、古いバックアップファイルや未使用の動画ファイル)を手動で削除することも効果的です。

パーティションの結合

Cドライブの空き容量を増やすためのもう一つの方法は、隣接するパーティションを結合することです。これは、ディスクの管理ツールを使用して行います。

隣接するパーティションを結合する方法

Windowsの「ディスクの管理」機能を使用して、隣接するパーティションを結合することができます。例えば、Cドライブの隣にあるDドライブを空にし、Cドライブに統合することで、Cドライブの容量を増やすことができます。

Windowsの標準機能ではとなりのパーティションのみ結合可能です。となりというのは

【ディスクの管理】で表示されるパーティションのとなりです。

下図はCドライブをDドライブと結合してCドライブのボリュームを増やした状態です。

将来的に、Cドライブが一杯になったらEドライブと結合が可能です。

同様に、下の図ですとFドライブはEとHドライブと結合可能です。

ドライブのパーティション

有料ソフトであれば離れたパーティション同士で結合可能ということですが、Cドライブ以外はデータファイルなので扱いが難しくありません。要は、ファイルを移動させるだけでよいので大きな問題にはなりません。

Cドライブとデータドライブは別にわけておくと後から容量調整がしやすいです。また、パーティションは複数ある方が扱いやすいです。

有料ソフトの活用

隣接していないパーティションを結合する場合や、より柔軟なディスク管理を行いたい場合は、有料のパーティション管理ソフトを使用するのがおすすめです。

Windows機能ではできない高度な操作を初心でも簡単に行うことができます。

パーティションの使い方を決めておくと良いかも

Windowsの標準機能のみでCドライブの容量を増やすことは問題なくできます。

しかし、DドライブにプログラムをインストールしたりしているとCドライブとDドライブの結合はWindowsの標準機能では対応できません。

そのため、Cドライブはプログラムインストールにとどめて、DドライブやEドライブなどはデスクトップ、データの保存先として利用すると良いです。

Cドライブ:プログラムインストール専用:Cドライブには主にプログラムをインストールし、システムファイルやアプリケーションを集中させます。これにより、システムのパフォーマンスを維持しやすくなります。

DドライブやEドライブ:データ保存用:デスクトップやドキュメント、ダウンロードなどの保存先をDドライブやEドライブに設定することで、Cドライブの空き容量を確保します。また、データの整理も容易になります。

デスクトップのプロパティから場所を変更できるので、Cドライブとは異なる場所に設定することをオススメします。

データの移動とバックアップ

パーティションの変更やデータの移動を行う前に、必ずデータのバックアップを行いましょう。データの喪失を防ぐために、以下の方法を実践してください。

  • 安全なデータ移動方法:データを移動する際には、外付けハードディスクやクラウドストレージを利用して、重要なファイルを安全に保管します。
  • バックアップの重要性:定期的にバックアップを行い、システムエラーやハードディスクの故障に備えます。バックアップは、複数の場所に保存することで、より安全性を高めることができます。

外付けSSDにデータのバックアップを行うと便利です

デスクトップの場所変更

デスクトップに保存するファイルが多い場合、その保存場所をCドライブ以外に変更することをおすすめします。これにより、Cドライブの容量を節約できます。

  • デスクトップのプロパティから場所を変更する方法:デスクトップのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。次に、「場所」タブを開き、「移動」ボタンをクリックして新しい保存先を指定します。これで、デスクトップのファイルが指定したドライブに保存されるようになります。

まとめ

以上の方法を使って、Cドライブの容量不足を解消し、パソコンのパフォーマンスを向上させましょう。ディスククリーンアップやパーティションの結合、そして有料ソフトの活用など、多様なアプローチを試してみてください。質問や体験談があれば、コメントでぜひ教えてください!

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