大学院生にとってデータ分析は必須のスキルであり、特に医学部の学生にとっては生命科学の研究に欠かせません。
今回はExcelだけではちょっと物足りないという方へオススメのソフトGraphPad、おトクに利用する方法を紹介します。
Excelのデフォルトグラフの限界
Excelはデータ分析とグラフ作成の基本的なツールとして広く利用されていますが、そのデフォルトの設定は論文の準備には必ずしも最適ではありません。
例えば、Excelのデフォルト設定では、文字色が真っ黒ではなく微妙にグレーで、線の色も同様です。
また、一部のグラフには軸がなかったりします。これらの点は初めて使う方にとっては気づきにくいかもしれませんが、科学的な研究の結果を視覚的に表現する際には注意が必要です。
Excelの仕様ですが、文字色が黒でなくてちょっとグレーになるんですよね。また、線の色もグレー
軸も無かったりと、はじめは指摘されないとわからない点が多いです。あとフォント、とりあえずArialにしておきましょう
論文作成の段になるとバタバタしてくるので専用ソフトを使った方がスムーズです。すぐに、Excelでは限界がきます。
GraphPad:データ分析とグラフ作成の強力なツール
GraphPadはおすすめのツールです。Graph作成とANOVA,統計処理などをデータ入力すれば一気に行うことができ非常に便利です。グラフの種類も多種多様で、見た目も美しく、海外の学術会議や日本にきて行うゲストスピーカーの多くがGraphPadを利用しています。
組み合わせグラフや、統計のStarやラベル、色 グラフの種類の変更など非常に便利です。論文作成の時に本当に助かります。
以前は買いきり型だったがサブスクリプションに変化してしまった
以前はGraphPad買い切り型だったのですが、時代の流れでサブスクリプション型に変化してしまっています。
現在最新のPrism9は
永続ライセンス アカデミックプライス 159,280円
年次のサブスクリプションライセンスが 33330円 代理店通すと全然安くないですね
GraphPadは海外サイト経由で買うとおトクに
GraphPadは日本の代理店を経由すると無駄に高い価格になることがあります。
そこでオススメする方法は、GraphPadの公式海外サイトから直接購入する方法です。
アカデミアで働く方であれば、日本語化は必須ではないでしょうし、海外のサイトから購入した方がコストパフォーマンスが高いです。
日本の代理店通さない方が安いです
Who qualifies as a student?
We offer student subscription licenses to all currently enrolled undergraduate and graduate students, as well as post doctoral fellows and medical residents.
GraphPad
学生ライセンスは全ての国の学部生、ポスドク、医学生 が含まれますね。
Studentの年間125$と月の45$ならまあ払っても良いかなというところですね。大学院は4年程度でしょうから年間125$なら十分オススメです。
GraphPadの30日間の無料体験版を試してみよう
最後に、GraphPadの30日間の無料体験版を試してみることをおすすめします。これにより、実際に自分の手で操作してみて、自分のニーズに合っているかどうかを確認することができます。大学院生活の中で、データ分析とグラフ作成の効率を高めるために、ぜひGraphPadを試してみてください。
Advanced data analysisという選択
ChatGPTの有料プラン(月額20$)ではAdvanced data analysisという選択もでています。統計処理はちょっと物足りないかもしれませんが、グラフを文章で指示出ししながら作成できるという点は非常に魅力です。
それぞれ試しながら、自身にあったツールを利用するのが良いと思います。