相場が下落するときに利益を上げることができる日経平均ダブルインバース(1357)は、市場が下落する際に利益を生む可能性のある興味深い商品です。
しかし、この投資戦略には落とし穴があります。今回は、私がダブルインバースを購入しない具体的な理由について説明したいと思います
今回は、私がダブルインバースを買わない理由を挙げます。
日経平均の複雑な動き
なぜ買わないかというと、クロージングに難があるからです。ちょっと先物の動きを見てみて下さい。これは今週の日経平均先物です。
売買タイミングの問題
ダブルインバースは日中の取引が主になって、夜間の値動きは反映されません。
私がダブルインバースを扱わないのは、自分の好きなタイミングで売買できないからです。
日経の値動きを予測して、実際に読み通り動いても
アメリカ市場が開いた夜に、あれよあれよと戻すどころか倍返しで損失になっているなんて経験をされた方はおりませんでしょうか?
元の値になっても、減価して損するので、なかなか利益にするのは大変なのです。
減価のリスク
市場が元の水準に戻ったとしても、ダブルインバースの価格減価により、利益を得ることが難しくなります。これは、利益を確保する上での大きなハードルです。
代替の投資戦略
ダブルインバースの購入を避けるという決断は、理不尽なリスクを受け入れることを拒否することを意味します。代わりに、先物売りやプットオプションの購入など、他の戦略を検討する価値があります。
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結論
日経平均ダブルインバースは、表面上は魅力的に見えるかもしれませんが、その背後には様々な落とし穴が存在します。投資は、正しい情報と戦略に基づいて行うべきであり、ダブルインバースのような複雑な商品は、慎重に取り扱う必要があります。