「毎月配当のQYLD、最近分配金が減ってない?」
「買ってるけど、タコ足じゃないか心配…」
そんな疑問に答えるべく、QYLDの配当動向と今後の注意点をまとめました。

2022年は非常にNASDAQ100に対しては厳しい年でしたが、維持されているという見方もできますね。分配金が減るのではないかという見通しは以前記事にしています
目次
📊 QYLDの分配金推移【2022年〜2024年】
2022年以降、QYLDの分配金は緩やかに減少傾向です。
- 2022年:年初からNASDAQ100が大きく下落
- 2023年:一時反発も、分配金は高値維持ならず
- 2024年:配当額は回復せず横ばい or やや減少傾向
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💡 QYLDの分配金が減る理由は?
QYLDの分配金は、以下のような要因で変動します。
要因 | 内容 |
---|---|
オプションプレミアムの低下 | NASDAQ100の低ボラティリティ局面ではカバードコール収入が減少 |
基準価額の下落 | 下落時はコール売却の利益も限定的に |
タコ足配当の懸念 | 元本の取り崩しによる分配金の可能性も |
👉 詳しくはこちら
📉 QYLDの利回りは今も高いのか?
2024年現在の利回りは【約11〜13%】をキープしています。
ただし以下の注意点があります:
- 実質利回りは資産減少リスクを含めて評価すべき
- 増配は期待しづらく、横ばい or 減配がベースシナリオ
⚠️ QYLDの「罠」と「魅力」
QYLDは毎月配当で人気ですが、以下のようなリスクも:
メリット | デメリット |
---|---|
✅毎月分配で安定したキャッシュフロー | ❌株価上昇は限定的(成長犠牲) |
✅オプションでインカム獲得 | ❌元本取り崩し型になる可能性も |
✅NASDAQ100を対象とした高利回り | ❌トータルリターンは市場平均に劣ることも |
🧭 QYLDへの今後の投資戦略は?
長期投資に向くのはこんな人:
- 毎月配当でキャッシュフローを確保したい
- NASDAQ100の成長をある程度放棄してもOK
- VYMやJEPIなどと分散投資を考えている
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🔚まとめ|QYLDの分配金は下がっているが戦略次第
ポイント | 解説 |
---|---|
分配金は2022年以降やや減少傾向 | 利回りは2桁を維持するも、再増配の期待は薄い |
カバードコールETFの特性上、値上がり益は限定的 | 安定配当+値動き抑制の代償 |
他ETFとの組み合わせが重要 | VYM、JEPI、HDVなどと補完的に使うと◎ |
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