リセッションが今後きたときの優待株とのつきあい方

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株主優待は嫌いな人いないと思います。誰だって嬉しいですよね。

問題は、リセッションがもし起こった場合の優待改悪、廃止です。

似たような問題として高配当株もあげられます。こちらの記事も参考いただければ幸いです。

>> 高配当株、ETFは危ないのか?検討してみる

>> リセッションが今後きたときの高配当株ーETFとのつきあい方を考える

本記事では日本株特有の優待株のポイントを考えます

株主優待のメリット

オトク感。あとは楽しさだと思います。

  • 株を長期保有しやすい。
  • 生活費コストの削減
  • 優越感がある

株主優待のリスク

株主優待のリスクは高配当株と同じになります

  • 値下がりリスク、優待以上に損する可能性
  • 企業の倒産リスク、経営不振による優待廃止のリスク

株主優待廃止の傾向

最近、日本では株主優待の環境が変化してきています。

理由としては、日本国内の個人投資家にしかメリットが無い。

海外投資家には届けられないそうです日本株へ多く投資している海外投資家には恩恵が無いわけです。

東証の再編によって株主優待廃止の方向に

2022年4月より東証がプライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つに再編されました。一方で、日経指数やマザーズ指数は残っておりあまり変化した印象は無いかもしれません。

ここで、より海外の投資家から日本に投資してもらおうと考えた時に

「株主優待よりも自社株などで株主に還元を行った方が、株主への還元は平等だ」

という意見が強くなってくるわけです。

そのため、海外投資家へのアピールとして株主優待廃止がみられるようになりました。飲食系や長期優待が続いている場合はその限りではないと思いますが、方向性として優待廃止の流れはあると覚えておく必要があります。

株主優待人気トップのオリックスの廃止は象徴的

オリックスは100株以上を保有する株主に各種サービスの株主カード、3月に送られるカタログギフト、3年以上の継続保有で内容が変わるというもので、株主優待の人気1位銘柄です。

ですが、2024年3月末実施分を最後に廃止がアナウンスされました。

その分配当を利益還元という形にするということになっています。ですので、優待が廃止されても配当が増えるなど企業としても平等な形での株主への還元を強めていくという流れにはなりそうです。

医師だとお得な株主優待も

特殊な株主優待もあります。実は、医師でしか株主優待をもらえない銘柄があります。ケアネットの株主優待です。会員医師限定ですが、CareNeTVの無料視聴が優待特典になります。利回りは50-70%です!

ですが、平等な還元なのか?というと問題はあるので今後変更されるかもしれませんね。

リセッション時の株主優待は?

リセッション時に株主優待が廃止、改悪になることは普通です。企業経営が苦しくなれば自然な流れです。

ポイントは、オリックスのように株主優待を廃止しても代わりに配当金を増やすなどの対応があれば株価への影響は少ないですし、実際優待廃止がアナウンスされてからも株価は上昇しています。

一方で、企業業績が悪化したことで株主優待が廃止、改悪となった場合は株価の下落は避けられないといったこともあります。

総じて、リセッションとなってしまうと高配当株と同様下落は避けられない。リスクはやや高いので注意が必要です。でも、この優待株って底で変えるとお宝になるんですよね。この辺りは楽しみとして狙うのはアリだと思います。私もそんな視点で見ています。

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drーharv

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