日経先物が再度上昇してきています。となると、逆相関するダブルインバースの価格は下落しています。
ダブルインバースチャートでは安値更新中。信用買いも増えてきています。
この記事では、注意すべきコストである名義書換料について解説します。
ダブルインバースの日足チャート

ダブルインバースの信用倍率
信用倍率は、売り残と買い残の比率を示し信用取引の状況を把握できます。
ダブルインバースの最近の信用倍率ですが、おそらく上がっていると思われます。
信用倍率が高いということは信用買いが売りよりも多いということになります。
日付 | 終値 | 前週比率 | 売買単価 | 売買高(株) | 売り残(株) | 買い残(株) | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
23/05/02 | 300 | -2.0 | 300 | 114,489,400 | - | - | - |
23/04/28 | 306 | -2.2 | 312 | 300,133,900 | 6,833,867 | 158,162,900 | 23.14 |
23/04/21 | 313 | -0.3 | 312 | 226,924,300 | 7,702,997 | 156,779,400 | 20.35 |
23/04/14 | 314 | -6.8 | 322 | 260,482,800 | 7,015,153 | 141,972,000 | 20.24 |
23/04/07 | 337 | +3.7 | 327 | 292,662,700 | 6,451,060 | 97,169,118 | 15.06 |
23/03/31 | 325 | -6.6 | 334 | 290,785,600 | 6,064,635 | 99,161,337 | 16.35 |
23/03/24 | 348 | -0.6 | 350 | 264,267,500 | 7,066,103 | 72,935,931 | 10.32 |
23/03/17 | 350 | +5.7 | 351 | 559,166,100 | 7,346,596 | 72,884,631 | 9.92 |
23/03/10 | 331 | -1.8 | 326 | 384,032,700 | 7,939,289 | 145,167,100 | 18.28 |
以前、ダブルインバース信用倍率と日経平均の関係を調べたことがあります。
興味深いことに、ダブルインバース信用倍率が上がり始めると高確率で日経平均は上昇します。
名義書換料とは
※買建玉は権利付最終日と権利落ち日を跨いで建てていた場合、1売買単位あたり権利処理等手数料(名義書換料)が発生します。SBI証券では権利付最終売買日は 5/17
SBI証券 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)
権利処理等手数料(名義書換料) は
買建玉について総株主通知に係る株主確定日を基準日とする権利付き最終売買日と権利落ち日をまたいで建てていた場合、権利処理等手数料(名義書換料)として毎回1売買単位あたり50円(税込55円)必要となります(ETF/ETNについては、1売買単位あたり5円(税込5.5円))。諸費用として権利処理手数料(名義書換料)が差し引かれますのは、原則権利落ち日となります。
ダブルインバースについては1売買単位あたり5.5円になります。
ダブルインバースが現在300円前後を考えると、結構な額になる可能性があるので、注意をしてください。
名義書換料を避ける方法
結構なコストになる名義書換料を払いたくない場合は、信用買いをやめることになります。
現引き、損切りになります。今後、日経平均がどうなるのか、インバース信用倍率などもありますが明らかに踏み上げを狙っている筋があるため注意が必要そうです。
まとめ
ダブルインバースの信用取引には名義書換料の負担を考慮する必要があります