ダブルインバース信用取引の隠れたコスト:名義書換料とは?

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日経ダブルインバースは日経平均先物と逆相関する投資商品です。

日経先物が上昇すると、価格は下落します。日経が下落すると儲かる商品です。

ダブルインバースチャートでは安値更新中の時は信用買いが増えることがあります。

この記事では、ダブルインバースの注意すべきコストである名義書換料について解説します。

ダブルインバースの日足チャート

ダブルインバースチャート

ダブルインバースの信用倍率

信用倍率は、売り残と買い残の比率を示し信用取引の状況を把握できます。

ダブルインバースの最近の信用倍率ですが、おそらく上がっていると思われます。

信用倍率が高いということは信用買いが売りよりも多いということになります。

日付終値前週比率売買単価売買高(株)売り残(株)買い残(株)信用倍率
23/05/02300-2.0300114,489,400
23/04/28306-2.2312300,133,9006,833,867158,162,90023.14
23/04/21313-0.3312226,924,3007,702,997156,779,40020.35
23/04/14314-6.8322260,482,8007,015,153141,972,00020.24
23/04/07337+3.7327292,662,7006,451,06097,169,11815.06
23/03/31325-6.6334290,785,6006,064,63599,161,33716.35
23/03/24348-0.6350264,267,5007,066,10372,935,93110.32
23/03/17350+5.7351559,166,1007,346,59672,884,6319.92
23/03/10331-1.8326384,032,7007,939,289145,167,10018.28
ダブルインバース信用倍率 かぶたんより

以前、ダブルインバース信用倍率と日経平均の関係を調べたことがあります。

興味深いことに、ダブルインバース信用倍率が上がり始めると高確率で日経平均は上昇します。

もちろん、大きく調整する可能性もありますが信用倍率が上がりだしたときは踏み上げがおこりやすい傾向がありました。信用買いの反対売買は売りになるので、日経平均の上昇要因になります。大幅下落すればホルダーは利確するので、この場合も信用倍率は下がりますのであくまでもそういう傾向があるという話になります。

信用取引の名義書換料とは

信用取引に隠れたコストがあります

権利処理等手数料(名義書換料)

買建玉について総株主通知に係る株主確定日を基準日とする権利付き最終売買日と権利落ち日をまたいで建てていた場合権利処理等手数料(名義書換料)として毎回1売買単位あたり50円(税込55円)必要となります(ETF/ETNについては、1売買単位あたり5円(税込5.5円))。諸費用として権利処理手数料(名義書換料)が差し引かれますのは、原則権利落ち日となります。

ダブルインバースについては1売買単位あたり5.5円になります。

※買建玉は権利付最終日と権利落ち日を跨いで建てていた場合、1売買単位あたり権利処理等手数料(名義書換料)が発生します。SBI証券では権利付最終売買日は 5/17

SBI証券 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)

ダブルインバースが現在300円前後を考えると、結構な額になる可能性があるので、注意をしてください。

つまり、ダブルインバース信用買いで権利落ちを跨ぐと、名義書換料のコストが発生するわけです

名義書換料を避ける戦略

結構なコストになる名義書換料を払いたくない場合は避けることが可能です。

ポジションを解消すること、つまり現引き、損切りになります。これによりコスト支払いを避けることができます。

まとめ

ダブルインバースの信用取引は、名義書換料という隠れたコストを認識する必要があります。この記事では、その詳細と避ける方法を解説しました。より賢い投資戦略を実践するために、これらのポイントを念頭に置くことが重要です。

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drーharv

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