よく聞く言葉に為替ヘッジという言葉があります。
為替ヘッジありなしは円安のメリット有り無しと考えるとわかりやすいです。
投資信託の為替ヘッジありなしの違いですが、
ヘッジ無しだと円安時値上がり、円高時値下がり
為替ヘッジがあると為替変動の影響はうけませんが、その代わりにヘッジコストを払います。
今回は、人気の投資信託の為替ヘッジがどうなっているか確認します。レバナスは為替ヘッジありです。
為替変動リスクとは?

海外に投資すると為替の変動の影響をうけます。
為替ヘッジありは円高による損を防ぎ為替相場の影響を防ぎます。逆に言うと円安のメリットを放棄するということにもなります。
各投資信託の為替ヘッジ
調べると、海外株式レバレッジ型の多くは、為替をヘッジするよう商品設計がなされています。
為替変動リスクを減らして、商品のレバレッジへの影響を少なくしているようです。
将来の為替予測は難しいとは思うのですが、ドル円が大きく動かない。
円高はそこまで長続きしないなどと考える人が多いようで
為替のリスクをとるかたも多くヘッジなしを好む人が多いように思います。
レバナスの目論見書には記載がありますが、今回改めて調べました。
為替ヘッジなしの場合、為替変動リスクという記載になっています。レバナスは為替ヘッジありです。
為替ヘッジなし
為替ヘッジなしは円安になると得します
- 大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- eMAXIS NASDAQ100インデックス
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド など
為替ヘッジあり
為替ヘッジありの場合は、円安になっても得しません。レバレッジ系は為替ヘッジありとなっていることが多いです。
- 大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバナス)
- 楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天レバナス) など
レバナスの為替ヘッジなしに相当するQLDは現在購入できない
ETFのQLDはNASDAQ100のレバレッジETFでした。これは為替ヘッジを行っていないので、レバナスに対して為替ヘッジを行いたくない方への回答だったわけです。
サクソバンク証券経由で日本からQLD購入ができていたのですが、2021年11月に新規購入ができなくなりました
サクソバンク証券のリンク記事はこちら
どちらにせよQLDは現在日本から特定口座で購入することはできないようです。
金利上昇がレバナスに与える影響
金利上昇はレバナスにあまり良い影響は与えません。また、金利ヘッジコストがかかってくるので金利上昇はだんだん無視できないコストを生む可能性があります。簡単に言うと、レバナスは先物で2倍の運用を目指すのですが、先物に金利がかかってくるので単純に金利コストが2倍かかってきます。レバナスの金利上昇によるコストはこちらの記事にまとめています。
レバナスの金利対策
私のPFでもそうなのですが、対策として非レバレッジの投資信託を買うことがあります。こうすることで円安の恩恵を受けることで金利のヘッジコストを下げることができます。今のところレバナスの損失を非レバレッジNASDAQがカバーするという状態になっています。
ただ、これは円高、株安になったときにレバナスも非レバレッジ投信も下がってしまうので根本解決にはなりません。ハイテク以外の銘柄でPFを分散し守っていく必要がでてきますね。
まとめ
ほとんどの投資信託は為替ヘッジなし→円安時値上がりする
レバナスは為替ヘッジありなのは、おそらく円高時におこる強烈な株安の時の値下がりをおさえておきたいというファンド側の配慮なのか、コストを高くしたいのかだが前者と思われる。ただでさえ値下がりが強烈なレバレッジ商品なので為替ヘッジをいれることで償還リスクが下がるのかどうか。。。はよくわからないが。
今のところ、非レバレバレッジNASDAQ投資信託は為替ヘッジをしないため円安メリットを享受できている。レバレッジ+非レバレッジの組み合わせの方がリスクをヘッジできているようです。
償還リスクについてはこちらの記事も参考にいただければ幸いです。
>> レバETF、投信を買う前に償還リスクを今一度確認してみる
Kindle Unlimitedは上記の専門書籍以外にも本、マンガ、雑誌が読み放題です。30日間無料体験ができるので是非オススメします。