レバナスのコストの話になります。アメリカの金利が今後どんどん上がることがアナウンスされています。
その影響を考えます。ひらたくいうと先物とかで調整しているレバナスは金利×2倍のコストがかかってしまいます。
なので、今後アメリカの金利上昇はレバナスに与える影響はかなり。と言えます。
レバナスの仕様を確認
レバナスで確認しておくことは
毎日指数の2倍の値動きを目指す運用なので、指数の2倍の値動きにはならないです
この値動きは先物で調整しています
目論見書では、
株式の総入総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総額の合計額が、純資産総額の2倍程度になるように調整して
日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数の値動きの2倍程度となることをめざします
と記載されています。
大暴落時は先物取引が成立しない危険性
大暴落時は先物取引が成立しない危険性があり、狙った値段で取引が成立しないことがあります。なので暴落時に下振れするリスクはあります。通常の値動きや調整ではなく、誰も買い手が付かないような暴落時のケースの話です。解約が殺到すると目減りするので、これも運用には悪影響になる危険性があります。
保有コストが高い
レバナスはインデックスファンドと比べると管理費用、手数料が高目になっています。
大和のiFreeレバレッジNASDAQ100のコストは
管理費用 0.99%
非レバレッジ iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
管理費用 0.495%
為替ヘッジの影響
レバナスは為替ヘッジを行っています。ここに為替ヘッジのコストが発生します。
ここで昨今のとまらない円安ドル高 が問題になります。
日本円の金利が米ドル金利より低いとき(今ですね)、金利差相当分がコストとなりさらに拡大します
今のところ金利差は拡大傾向なので、今後コストはさらに増える危険性があります。
円高に振れるリスクも上がっておりますが、円高時は株価そのものが低下している可能性が高いです。
対策
今のところどっちにころんでもレバナスはコスト増で苦しい展開になりそうです
アメリカの金利は(今後も上がることは明言されています。インフレ具合で6とも8%ともいわれていますね)さすがに、この為替ヘッジコストは大きいでしょうね。
となると、レバナスを買うタイミングは今ではなく円高時や株価暴落時が狙い目と考えられます。
スポット追加はこのタイミングだけ狙うようにしています。
じゃあ、他に何買えばいいとなると為替ヘッジをしていない投資信託が選択肢になりそうです。インデックス系の投信は為替ヘッジをしていないので、レバナスよりコストを抑えられます。どちらにせよ、レバナスは思ったよりも値上がりしないという状態が続きそうです
つまり、非レバレッジのNASDAQ100の投信を買って1.5倍のレバレッジにすることがある種対策になります。
非レバレッジ買っておくと結果として1.5倍前後ぐらいでレバレッジかけられるのでレバナス+非レバレッジという組み合わせは為替コスト軽減にもなるのでオススメかなと思っています。
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