【医師の資産運用】ロボアド「THEO+docomo」は“処方”すべきか?インデックス投資と比較・分析

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ロボアドバイザーTHEO+docomoで投資してみた

「投資を始めたいが、銘柄を選ぶ時間も、知識もない」 「入金だけすれば、あとはプロとAIが全部やってくれる」

ロボアドバイザーが提供する、この“おまかせ資産運用”という言葉は、多忙を極める我々医師にとって、非常に魅力的に響きます。

しかし、我々医師は、どんなに便利な「全自動の治療機械」が登場しても、その治療成績と、標準治療との比較、そしてコストを、冷静に評価する責務があります。

この記事では、ロボアドバイザーという選択肢を、我々の標準治療である「インデックス投資」と、あらゆる角度から比較・分析し、どのような先生に、この「処方」が適切なのかを、徹底的に考察します。

目次

ロボアドバイザーは、何をしてくれるのか?

ロボアドバイザー(通称:ロボアド)とは、その名の通り、ロボット(AIアルゴリズム)が、投資家一人ひとりに代わって、資産運用に関するアドバイスや、実際の運用を行ってくれるサービスです。

一般的には、

  1. いくつかの簡単な質問に答えることで、投資家のリスク許容度を診断。
  2. その診断結果に基づき、世界中のETF(上場投資信託)などを組み合わせた、最適なポートフォリオを自動で構築。
  3. 定期的なリバランス(資産配分の調整)まで、全てを自動で行ってくれる。

という、まさに「全自動おまかせ運用」を実現するツールです。THEO+docomoは、その代表的なサービスの一つです。

THEO
公式Hpより

ロボアド vs インデックス投資

では、この「全自動治療」は、我々が王道と考える、「低コストなインデックスファンドを、自分で淡々と積み立てる」という「標準治療」と比較して、本当に優れているのでしょうか。3つの観点から比較します。

① パフォーマンス(治療成績)

私自身、過去にTHEO+docomoを運用した経験があります。2022年の世界同時株安の局面では、ディフェンシブな運用で、下落率は-1%未満に抑えられていました。これは、AIによるリスク抑制機能が働いた結果かもしれません。 しかし、同期間のS&P500や全世界株式(オルカン)のリターンと比較した場合、手数料の差などから、長期的にはインデックス投資のパフォーマンスに劣後する可能性は、常に考慮に入れる必要があります。

② コスト(治療費)

これが、両者の最も決定的な違いです。

投資手法年間の手数料(信託報酬等)
ロボアドバイザー(THEOなど)約 1.0%
低コスト・インデックスファンド約 0.1% 以下

その差は、実に約10倍です。 この年率0.9%の差は、短期的には小さく見えますが、資産が大きくなり、運用期間が10年、20年と長くなるにつれて、複利の効果で、最終的なリターンに、数百万、数千万円単位の、無視できない差を生み出します。

③ 透明性と教育効果

インデックス投資は、「全世界の株式市場に、まるごと投資する」という、極めてシンプルで、透明性の高い仕組みです。そのプロセスを理解することは、投資家自身の金融リテラシー向上に、直接的に繋がります。 一方、ロボアドバイザーのポートフォリオは、時に複雑で、その運用アルゴリズムは「ブラックボックス」になりがちです。全てをおまかせすることで、投資家自身が育たない、という側面も持ち合わせています。

どのような医師に、THEO+docomoは有効か?

この比較分析を踏まえ、どのような方に、この「全自動治療」が適応となるのかを考えます。

標準治療(インデックス投資)が望ましい方:「コストを最小化し、リターンを最大化したい」 「自らの金融リテラシーを高め、納得感を持って、資産形成を進めたい」 と考える、大多数の合理的な先生にとっては、やはり、自らの手で、低コストなインデックスファンドを積み立てることが、第一選択の「標準治療」であると、私は考えます。

適応となる方(処方を検討しても良いケース):「どうしても、自分で証券口座を開き、銘柄を選び、積立設定をする、という行為そのものに、強い心理的抵抗や、アレルギーがある」 「多少のコストを支払ってでも、完全な『おまかせ』に、時間的・精神的な価値を感じる」 という、特定の価値観を持つ先生にとっては、投資を始める「第一歩」として、有効な選択肢となり得ます。

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結論:我々が選ぶべきは「標準治療」か「全自動治療」か

ロボアドバイザーは、投資のハードルを劇的に下げた、画期的なサービスです。 しかし、その「利便性」には、**「高い手数料」**という、明確なコストが伴います。

我々医師が、患者さんに治療方針を提案する際、効果が同等であれば、より費用対効果の高い、標準的な治療を第一に推奨するはずです。資産運用も、それと全く同じです。

まずは、最も合理的で、エビデンスの豊富な「標準治療」である、新NISAでのインデックス投資を、全力で検討すること。 それが、我々医師にとって、最も賢明な選択だと、私は結論づけます。

▶【標準治療はこちら】オルカンとS&P500、どちらを“処方”すべきか?

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