オルカンの比率の難しさ【新興国投資】

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全世界に投資するオルカンはアメリカが60%をしめています。今回は、新興国の投資比率を高めるとどうなるかを考えてみたいと思います。

eMAXIS Slim全世界株式目論見書より引用

新興国の比率問題

オールカントリー構成比率

オルカンは全世界投資のイメージが強いのですが、新興国の投資は10%前後にとどまります

新興国とは、経済が発展途上にある国のことを指します。言い換えますと先進国よりも伸びしろが大きいため、経済的に急成長が期待できるわけです

新興国の投資は難しい

新興国投資の最大の魅力は、その高いリターンの可能性です。例えば、最近ではインド株が調子が良く、多くの投資家から注目されています。2020年以降、人口増加に伴う経済成長が期待され、一部のインド株投資信託は半年で50%を超えるリターンを達成しています。

一方で、中国株は共産党国家という特有のリスクがあり、最近のリターンは芳しくありません。例えば、

中国株の代表的なETFであるCXSEのパフォーマンスは以下の通りです

リターン
1年トータルリターン-15.44%
年初来リターン-17.00%
3ヶ月トータルリターン-10.21%
3年トータルリターン-22.06%
5年トータルリターン-2.06%

と惨憺たる結果です

定期的な見直しが重要

先進国のリターンが期待されているのは今に始まったことではありません。が、世界情勢などの影響で安定しないことも事実です。

投資してほったらかしにせず、状況をみながら調整をしていく姿勢が重要に思います。

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オルカンと全米投資の比率に関する問題は、本質的には同じです。以下の記事も参考にしてください。

新興国への投資は高いリターンをもたらす可能性がありますが、そのリスクも高いことを忘れてはなりません。定期的な見直しと、リスク許容度に応じたバランスの取り方が投資成功の鍵となるのではないでしょうか。

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drーharv

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