オルカンと新興国投資の比率の難しさ

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オルカンの比率の難しさ

オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)を活用した資産運用において、新興国投資の比率をどのように調整するかは重要なポイントです。この記事では、オルカンと新興国投資のバランスを考え、具体的な投資戦略や注意点について詳しく解説します。

eMAXIS Slim全世界株式目論見書より引用

目次

オルカンの概要と投資比率

全世界に投資するオルカンは、その約60%がアメリカに投資されています。新興国の投資比率を高めるとどうなるか、考えてみましょう。

新興国の比率問題

オールカントリー構成比率

オルカンは全世界投資のイメージが強いのですが、新興国の投資は10%前後にとどまります

新興国とは、経済が発展途上にある国のことを指します。言い換えますと先進国よりも伸びしろが大きいため、経済的に急成長が期待できるわけです

新興国投資のメリットとリスク

オルカンは全世界投資のイメージが強いものの、新興国への投資は10%前後にとどまります。新興国は先進国よりも伸びしろが大きいため、急成長が期待できます。

新興国投資の最大の魅力は高いリターンです。例えば、インド株は人口増加に伴い成長が期待され、2020年以降は高いリターンを上げています。一方で、中国株は共産党国家というリスクがあり、最近のリターンは芳しくありません。

新興国の投資は難しい

新興国投資の最大の魅力は、その高いリターンの可能性です。例えば、最近ではインド株が調子が良く、多くの投資家から注目されています。2020年以降、人口増加に伴う経済成長が期待され、一部のインド株投資信託は半年で50%を超えるリターンを達成しています。

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一方で、中国株は共産党国家という特有のリスクがあり、最近のリターンは芳しくありません。例えば、

中国株の代表的なETFであるCXSEのパフォーマンスは以下の通りです

リターン
1年トータルリターン -15.44%
年初来リターン -17.00%
3ヶ月トータルリターン -10.21%
3年トータルリターン -22.06%
5年トータルリターン -2.06%

と惨憺たる結果です

投資比率の調整と見直しの重要性

先進国のリターンが期待されているのは今に始まったことではありません。が、世界情勢などの影響で安定しないことも事実です。

投資してほったらかしにせず、状況をみながら調整をしていく姿勢が重要に思います。

実際の投資戦略と具体例

オルカンと新興国株式の投資比率を調整し、高リターンを目指しつつリスクを管理する戦略を立てましょう。例えば、オルカン80%、新興国株式20%といったバランスが考えられます。状況に応じた調整を忘れずに行いましょう。

オルカンと新興国投資の組み合わせは、リスクとリターンを考慮したバランスの取れた戦略です。投資を成功させるためには、定期的な見直しとリスク管理が重要です。

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新興国への投資は高いリターンをもたらす可能性がありますが、そのリスクも高いことを忘れてはなりません。定期的な見直しと、リスク許容度に応じたバランスの取り方が投資成功の鍵となるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
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