内科専門医 医師キャリア

最近の後期研修について調べてみた

2022-05-18

専門を高めるために更なる研鑽を積む後期研修医。病院の主力といってよい先生方で仕事もバリバリこなします。

ただ、とにかく多忙で気づいたら燃え尽き症候群なんてことも。今回はそんな後期研修、後期研修医(専攻医)について調べました。

後期研修とは?

医師の研鑽

初期研修を終えたあとに専門医取得を目指して、各病院の専門研修プログラムで後期研修を行います。現在、各病院の専門研修プログラムへの応募・合格が必要です。

新専門医制度

2018年度から新専門医制度がスタートしました。新専門医制度では、日本専門医機構が専門医取得に必要な研修プログラムの認定を行っており専門医の認定基準の標準化が図られています。

サブスペシャリティ領域の専門医を取得するには、基本領域における専門医の取得が必須です。

これは旧制度のときの内科認定医を取得しないと総合内科専門医や糖尿病専門医が取得できない状況と同じです。

基本的にはサブスペシャリティの専門医が欲しいので頑張るという感じだと思います。

シーリング制度とは?

新専門医制度は医師の質を担保するために出来た制度ですが、専門医認定の要件を厳しくしてしまったために専門研修プログラムに対応できる病院が減りました。要は大学病院か地域の主要総合病院(医局の権限が強い)に所属しないと専門医がとれないという事態に。

地域間、診療科間の医師偏在が助長される懸念がでてきました。

そこで、日本専門医機構は都道府県、診療科に医師の採用数上限を設定した シーリング制度を設定しました。

すでに必要な医師数を確保できている都道府県(都会部)に採用数の上限を設けて、研修プログラムの50%以上をシーリングのない都道府県で行う連携プログラム枠などが出来ています。

どういうことかというと、東京の病院のプログラムで採用されても、全然違う県の関連病院で研修を行うというシステムになっています。医局人事でもキャリアの浅いときは数年毎に転勤はつきものなので、あまり変わっていないといえば変わっていません。

が、医師の偏在問題がちっとも改善していないところは注目です。今後も劇的に改善することはないんではないかなと思います。

後期研修医病院の探し方

知り合いの先生に聞く、出身大学や入局したい医局に所属するという流れが多いと思います。

民間医局が運営するレジナビWebも検索に便利ですね

後期研修のその後

専門医を取得しているかしていないかではバイトでの優遇、採用時の優遇など細かいところでやはり差がでてきます。なので、私のアドバイスとしてはとりあえず専門医はとっておいた方が無難です。転職する際においても、専門医をもっていればその分野については一人前ということなので引く手あまたとなり転職しやすいです

医師のキャリアパス

医師の無難なキャリアパスは医学部を卒業して、医局に入局して関連病院の部長、教授職、院長職などが無難な王道ルートです。

大学によって医局の強弱がありますが、旧帝大のようなところは王道ルートが多いように思います。

昨今は、独自のキャリアパスという言葉をよく聞くようになりました。

実態は、適当な病院に医局を辞めて就職、海外で活躍、開業、起業する、ドロッポ医となりバイトなどで 生活する。

みたいなところだと思います。キャリアの浅いうちから医局に入らない先生もいます。

一般的なキャリアパス

初期研修 → 後期研修(専攻医) → 専門医 →留学など

といったものですね。留学までいくとまあ、アイデンティティも確立するのでやっておいても良いかなと思います。

後期研修医をしないという選択

初期研修は義務付けられているのですが、後期研修については法律の縛りはありません。だから、別にやらなくても良いわけです。

専門医がいらなければ後期研修を受ける必要はありません。でも、転職なり何かするときに資格はあった方が有利です。無きゃ無いでなんとかなりますが。実際問題、後期研修を受けない時点でかなり後ろ指を指されますので、まあそこは適当に過ごす。後期研修医の時期は主治医としての経験を積む時期ですのでこの時期の症例は重要です。専門医取得後は一人前ということになるのでキャリアパスとしては選択肢が増えます。医師として最も可能性が高くなる瞬間を迎えます。ま、でもやらなくても医師として生きていくことはできます。

キャリアパスの選択肢を広げるという考え方

私自身は留学して人間として一段階成長しました。研究研究といいますが、ポスドク時代の研究が研究者として働くことが出来るのかの試金石になります。学生時代、大学院生時代はあまり重要ではありません。お金の面でいうと留学するしないで数千万円以上は変わってしまうのは事実ですが、経験をお金で買うと思えば一生の財産になりますので短絡的に議論することはできません。

年をとればとるほど留学できる可能性は減ります。サバティカルを利用するなど方法はありますが、同年代の人たちと留学するとなると時期は後期研修を終えた辺りが多いと思います。

後期研修先を変えたい、辞めたいとき

これ、実は結構多いです。知り合いの先生からもよく聞きます。後期研修はじめてみたけど、思った研修と違った、人間関係がちょっととか、他の専門科目に興味がでてきた など人間ですからいろいろあります。当然、やり直しは可能です。医局に属している場合は医局長や教授と相談することも良いでしょう。医局に属していると、トラブルに対応しやすいです。所属していない場合は転職サイトのエージェントなどが力になってくれるでしょう。無難なのは医局。それだけ、医局運営は苦労しているのです。もちろん、入局せずに自由にやっていく先生も多いですからどちらもあると思います。困っている場合は抱え込まずに相談しましょう。同じ悩みを抱えている先生は多いです。

後期研修先を変える、辞めるなどの重要な決断は時間をかけて

変える、辞めるという行動は間違いではないですし尊重されるべきです。ただ、往々にして感情が優先されてしまいベストの選択であったかどうかというと微妙なこともあるかもしれません。私のオススメは厳しいと思ったら周囲に働きかけて環境を自分のやりやすいように変える。次にどうしても辞めた方がよいとなれば、現在の仕事量を減らしたり有給をつかったり上手く減らす。その間はバイトなどを使って収入などは安定させておく。時間を作って新しい環境への準備をするなど の対応をオススメします。時間は有限なので、せっかくなら準備に使った方が良いです。

医局に属するか問題

医局のメリットは安定です。ただ、悪く言うと自分の行きたい病院で勤務できる保証も無いし当たり外れが存在します。

医局問題は重要です。医局のやめかたも参照ください。そして裏技的に、実は交渉すると医局に再復帰することもできます。しょせん、人通しの関係性で決めることなので。多くは二度と関わりたくないとか負の感情でこじれることが多いように思いますが、一時の感情で決めないようにしておいた方が良いかなと思います。

医局のメリット

  • 研究、留学などがしやすい
  • 学位、専門医取得がしやすい
  • トラブっても医局がなんとかしてくれる
  • 人脈ができる
  • 安定した働き方ができる

医局のデメリット

  • 人事による転勤
  • 人間関係、派閥争い
  • 大学病院の激務と給与水準

>> 医局のやめかた

後期研修医にオススメのポイ活

以上のように私としては、とりあえず研修を終えてしまった方が良いと思います。その方がキャリアパスの選択肢が増えるからです。

ポイ活を利用して年間不労所得として30万程度を得ながら今後のキャリアパスをじっくり考えるのがオススメです。

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後期研修医のバイト

後期研修医の年収

後期研修医の年収としてはおおよそ650-850万程度と言われています。これにポイ活の30万、バイト代を加えると手取りで800-1000ぐらいは狙えます。

寝当直バイトはオススメ

研修医の臨床バイトは禁止されているが後期研修医は違います。後期研修医はアルバイトが可能です。就業規則や上長との相談、メインの仕事との兼ね合いで決まります。基本的に多忙なのでバイトよりも休みが欲しいかもしれませんね。寝当直バイトはオススメです。

>> 寝当直バイトについて

スポットバイトはこちら

余力があればスポットバイトが手っ取り早くオススメです。登録完了後はすぐに働いて稼ぐことができるようになります。研修に支障の無い範囲で。

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転職も選択肢

転職ですが、実は明日から転職というわけにはいきません。半年から1年程度時間をかけて準備することになります。バイトで繋ぐのもいいですが、辞めると決めたら現在の職場の負担は減らしてもらって就職の準備を建設的に行った方が良いと思います。いきなり黙って辞める先生も少なくないのですが、狭い世界でもあるのでできるだけ穏便にしておいた方が良いかなと個人的には思います。

転職サイトに無料登録しておくことがオススメ

悩んでいるなら登録して、エージェントとコンタクトをとってみて下さい。様々なアドバイスを聞くことができるでしょう。

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