LinuxでKindle本を読む方法|WineでKindle for PCを動かす(2024年対応)

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LinuxでKindle本を読みたいという方のために、Ubuntu上でKindle for PC(Windows版)を動かす方法を解説します。

AmazonはLinux向けに公式のKindleアプリを提供していませんが、Wineという互換レイヤーを使えば、Windows版のKindleアプリをLinux環境で動かすことができます。

注意:この方法はAmazonの公式サポート対象外です。使用は自己責任で行ってください。

目次

必要なもの

  • Ubuntu(他のディストリビューションでも応用可)
  • Wine(Windowsアプリを動かすための互換レイヤー)
  • Kindle for PCのインストーラー(Windows用)

※Linux版のKindleは存在しません。この手法は非公式な手段です。

  • Kindle Cloud Reader(https://read.amazon.co.jp/)を使う
  • 旧バージョン(1.26〜1.30)を試す(動作実績あり)
  • Windows環境でログイン後、フォルダごと同期する方法も

これでArialやTimes New Romanなどのフォントが使用可能になります。

必要なもの

  • Ubuntu(その他のLinuxディストリビューションでも可)
  • Wine(Windowsアプリを動かすための互換レイヤー)
  • Kindle for PCのWindowsアプリ

Linux版のKindlePCアプリは存在しません

手順

1. Wineのインストールと設定

まず、Wineをインストールします。以下のコマンドを実行してください。

sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install wine32:i386
sudo apt install wine-stable

既にWineを利用している場合は、$HOME/.wineを再作成する必要があるかもしれません。

Kindle for PCのインストール

KindleのアプリはAmazonのサイトからWindows版のKindleをダウンロードします

wine KindleForPC-installer-2.4.70904.exe

インストーラーのバージョンが異なるかもしれませんが、大きく流れは変わりません

Kindleが起動し、Amazonにログインに成功すればOKです

これで、KindleアプリがLinux上で動作するようになります。

フォントの文字化け対応

UbuntuにはWindowsで使用されるMS系フォントが入っていないため表示することが出来ません

そこで、マイクロソフト系のフォントをUbuntuのフォントに置き換える必要があります。

リポジトリの更新

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してリポジトリ情報を更新します。

sudo apt update

必要なパッケージのインストール

ttf-mscorefonts-installerパッケージをインストールします。このパッケージには、主要なMicrosoftフォント(Arial、Times New Roman、Comic Sans MSなど)が含まれています。

sudo apt install ttf-mscorefonts-installer

フォントキャッシュの更新

インストールが完了したら、フォントキャッシュを更新します。

sudo fc-cache -fv

フォントが正しくインストールされたことを確認するために、システムのフォント設定やアプリケーションで新しいフォントが使用できるか確認します。

まとめ

Wineを使えば、LinuxでもKindle for PCを動作させることは可能です。ただし、バージョンによっては起動できない、ログインできないといった問題もあります。

Kindle for PC 2.4.70904は2024年夏時点の最新バージョンですが、Linux環境では不安定で起動不能の報告が複数あります。動かない場合は、旧バージョンやブラウザ版Kindle(Cloud Reader)を利用するのが現実的な選択肢です。

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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
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