医師地域枠のデメリット問題

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医師地域枠のデメリット問題が大きく議論されている

私が感じることは、不条理な点があるところも多い

特に入学後のルール変更は、狡猾といわざるを得ないが今後も認められることかもしれない

最近の専門医取得条件に地域枠の離脱が無いことが加わっており、より地域枠のデメリットを考えることとなった

地域枠を回避することで多くのデメリットを回避することができるので、以下の点は考慮しておきたい

一方で地域医療を決めている場合は魅力的な選択肢であることに変わりは無い

医師地域枠は、地方の医療不足を解消するための制度ですが、多くの医学生にとってデメリットも少なくありません。特に、専門医取得に影響を及ぼす新しいルールの追加は、現役医学生にとって重大な課題です。本記事では、医師地域枠のデメリットについて詳しく解説します。

目次

地域枠のメリット

学費が安い

奨学金・就学資金の貸与(条件付き奨学金)

通常の試入試よりも比較的優しい

以前の医学部入試では想像できないぐらい楽に合格する事例も存在します

地域枠のデメリット

地域枠のデメリットは以下のように複数存在する

  • 地域枠離脱では自治体からの奨学金の返還義務 10%以上の利息
  • 最近になって専門医プログラムの条件に地域枠を離脱しないことが加わった
  • 規定年数、指定地域での勤務義務(9年程度)
  • 入学後の地域枠ルール変更
  • 地域枠離脱の就職先への影響

実は、地域枠を離脱すると自治体、専門医機構含め親の敵といわんばかりにペナルティを喰らう。

奨学金返還でお金だけ返せば良いという話では無い

特に最近議論になっている点として、

地域枠の離脱は専門医取得を諦めることになっている

このルールは今の医学生が入学したときは無かったのです。専門医機構が登場してから

追加されたルールで、かなり不公平といわざるを得ませんが

地域枠の本来の趣旨から要求されています

さて、規定年数についてですが数字以上に意味があります。というのも、

現役で医学部を入学して6年で卒業すると研修医1年目で既に24歳(最短でも)

ここから9年

結婚、子育てなどがはじまるライフステージと重なります

場合によっては、その後も地域に住み続けることになる可能性も高いのです

学生時代も含めて、長すぎるのではないか?

9年の期間を含めて、今も議論をよんでいます

履歴書に記載することになりますが、地域枠離脱理由など聞かれますし地域枠離脱者の烙印をおされます

地域枠離脱の理由条件もかなり厳しくなっています。場合によっては就職、入局を断られるケースもあるようです

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まとめ

医師地域枠は地方医療の担い手を育成する重要な制度ですが、離脱時のペナルティや長期間の拘束など、多くのデメリットがあります。特に、専門医取得に影響する新しいルールは、医学生にとって大きな負担となります。

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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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