2022年の損出し体験談|決算跨ぎの失敗と節税のリアル

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損益通算の損出し

成長株を信じて決算をまたいだ結果──ストップ安。
でも、損出しによって8万円の損失が節税につながりました。

目次

📉 決算跨ぎで被弾──カラダノートの赤転ショック

2022年12月、仕事終わりに何気なく株価をチェック。
「そういえば決算シーズンだったな…」と思った矢先、保有銘柄のカラダノートが赤字転落していたことを知りました。

カラダノート決算 2021年8-10月期 赤転

  • 取得単価:1,700円
  • 夜間PTSで−300円のストップ安張り付き
  • 翌営業日は成り売りできず、売却できたのはPTSでの900円
  • 損失:100株で約8万円

「成長株」として買った銘柄が、決算で成長を否定された瞬間。これ以上ないほどのダメージです。

先日はテクノホライ損の決算もありました。成長企業の赤転はダメージでかいですね。

💸 2022年に実行した「損出し」で節税対応

幸いにも、その年は他である程度の確定利益が出ていました。
そこで実行したのが**損益通算(損出し)**です。

✅ 損出しとは?

株や投資信託の利益と損失を相殺し、課税対象額を減らす節税手法です。

例:私の場合

内容金額
利益(配当・売却益等)約100万円
カラダノートの損失約8万円
損益通算後の利益約92万円
節税効果(税率20%)約16,000円の節税

📚 なぜ損出しが有効なのか?(仕組みを簡単に)

株式取引での利益は、原則20.315%が税金として引かれます。
ただし、同一年内で損失が出た場合は、その損を確定させることで利益と「通算」でき、税金を減らせる=還付されることになります。

さらに──

  • 同じ銘柄を買い戻すことも可能(ただしタイミングに注意)
  • 信用取引のクロスを使ったテクニカルな方法もあり(上級者向け)

😓 成長株に期待しすぎた個人投資家の末路

SNSでも「カラダノート被弾しました」という声をちらほら見かけて少し安心しましたが、それで損が消えるわけではありません。

振り返ると…

  • 機関投資家が買っていない=期待が過剰だった
  • 応援したい気持ちでホールドしてしまった
  • 決算またぎはプロでも難しい場面

こういう銘柄ほど、個人が情報弱者になりやすいことを痛感しました。

🧠 この経験から学んだこと:やっぱりインデックス最強

カラダノートの損出しをきっかけに、投資方針を見直しました。
現在は、インデックス投資中心の積み立て戦略に完全シフトしています。

💡 なぜインデックスがいいのか?

  • 決算リスクがない
  • 放置できる(管理が楽)
  • S&P500やNASDAQ100なら市場平均の成長が狙える
  • 暴落しても回復確率が高い(個別株より信頼できる)

医者は入金力でインデックス、ETF積み立てでOK

医師の仕事は忙しい。だからこそ、入金力を活かして積み立て型投資を徹底するのが合理的です。

  • 本業で得た資金をコツコツ積立投資へ
  • スイングや短期売買は“遊び金”の範囲に留める
  • 大きなドローダウンは生活にも精神にも悪影響

今は、ETFや投資信託に「自動で毎日積み立て」、余力があるときはスポット買い。
そうしたシンプルな戦略のほうが、結局は資産が増えると実感しています。

✅ まとめ|プロに勝とうとせず、プロに任せよう

  • 成長株への過剰な期待は痛手を生む
  • でも、損出しによって節税は可能
  • 忙しい人ほど、ETFやインデックス投資が向いている

「決算またぎはやはり危険。インデックスに任せよう」


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この記事を書いた人

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。
このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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