成長株を信じて決算をまたいだ結果──ストップ安。
でも、損出しによって8万円の損失が節税につながりました。
📉 決算跨ぎで被弾──カラダノートの赤転ショック
2022年12月、仕事終わりに何気なく株価をチェック。
「そういえば決算シーズンだったな…」と思った矢先、保有銘柄のカラダノートが赤字転落していたことを知りました。
- 取得単価:1,700円
- 夜間PTSで−300円のストップ安張り付き
- 翌営業日は成り売りできず、売却できたのはPTSでの900円
- 損失:100株で約8万円
「成長株」として買った銘柄が、決算で成長を否定された瞬間。これ以上ないほどのダメージです。
先日はテクノホライ損の決算もありました。成長企業の赤転はダメージでかいですね。
💸 2022年に実行した「損出し」で節税対応
幸いにも、その年は他である程度の確定利益が出ていました。
そこで実行したのが**損益通算(損出し)**です。
✅ 損出しとは?
株や投資信託の利益と損失を相殺し、課税対象額を減らす節税手法です。
例:私の場合
内容 | 金額 |
---|---|
利益(配当・売却益等) | 約100万円 |
カラダノートの損失 | 約8万円 |
損益通算後の利益 | 約92万円 |
節税効果(税率20%) | 約16,000円の節税 |
📚 なぜ損出しが有効なのか?(仕組みを簡単に)
株式取引での利益は、原則20.315%が税金として引かれます。
ただし、同一年内で損失が出た場合は、その損を確定させることで利益と「通算」でき、税金を減らせる=還付されることになります。
さらに──
- 同じ銘柄を買い戻すことも可能(ただしタイミングに注意)
- 信用取引のクロスを使ったテクニカルな方法もあり(上級者向け)
😓 成長株に期待しすぎた個人投資家の末路
SNSでも「カラダノート被弾しました」という声をちらほら見かけて少し安心しましたが、それで損が消えるわけではありません。
振り返ると…
- 機関投資家が買っていない=期待が過剰だった
- 応援したい気持ちでホールドしてしまった
- 決算またぎはプロでも難しい場面
こういう銘柄ほど、個人が情報弱者になりやすいことを痛感しました。
🧠 この経験から学んだこと:やっぱりインデックス最強
カラダノートの損出しをきっかけに、投資方針を見直しました。
現在は、インデックス投資中心の積み立て戦略に完全シフトしています。
💡 なぜインデックスがいいのか?
- 決算リスクがない
- 放置できる(管理が楽)
- S&P500やNASDAQ100なら市場平均の成長が狙える
- 暴落しても回復確率が高い(個別株より信頼できる)
医者は入金力でインデックス、ETF積み立てでOK
医師の仕事は忙しい。だからこそ、入金力を活かして積み立て型投資を徹底するのが合理的です。
- 本業で得た資金をコツコツ積立投資へ
- スイングや短期売買は“遊び金”の範囲に留める
- 大きなドローダウンは生活にも精神にも悪影響
今は、ETFや投資信託に「自動で毎日積み立て」、余力があるときはスポット買い。
そうしたシンプルな戦略のほうが、結局は資産が増えると実感しています。
✅ まとめ|プロに勝とうとせず、プロに任せよう
- 成長株への過剰な期待は痛手を生む
- でも、損出しによって節税は可能
- 忙しい人ほど、ETFやインデックス投資が向いている
「決算またぎはやはり危険。インデックスに任せよう」