内分泌代謝・糖尿病内科領域サブスペシャリティ領域専門医の情報を整理

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内分泌学会からの おしらせ

糖尿病学会からの おしらせ

混乱しそうなのでまとめておきます。

内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医が新たに認定

2018年以降に内科専門医研修を開始された方が対象となり、新たに内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医がサブスペシャリティ領域の専門医として認定されることになりました。

サブスペ領域の認定基準はまだまだ議論されている

以下の24領域が現在認定が決定となっています。これ以外の領域からも認定の議論がでています。

【内科領域】
▼消化器病▼循環器▼呼吸器▼血液▼内分泌代謝▼糖尿病▼腎臓▼肝臓▼アレルギー▼感染症▼老年病▼神経内科▼リウマチ▼消化器内視鏡▼がん薬物療法

【外科領域】
▼消化器外科▼呼吸器外科▼心臓血管外科▼小児外科▼乳腺▼内分泌外科

【放射線領域】
▼放射線治療▼放射線診断

2022年度から内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医試験の実施を予定

2018年から2020年までに内科専門医研修を始めた専攻医は

  • 新専門医制度の内科専門医を取得
  • 通算3年以上の研修歴(常勤の研修期間が要求される)、大学院に在籍しながら研修を行うものはこの限りでない
  • 経験症例を満たしている

補足。大学院生の場合は、勤務時間の条件は無く臨床にも従事している場合は大学院生の期間を研修期間として認められます。

従来の学会専門医・指導医は領域専門医・指導医に統合予定

管理がややこしくなるのもあるので基本的にシステムが変わるときは、旧資格保持者はそのまま移行となりますよね。既に糖尿病専門医を取得されている方は移行となることがアナウンスされています。

糖尿病学会の学会認定の糖尿病専門医試験はいつまで?

少なくとも2025年までは、従来の要件(認定内科医もしくは総合内科専門医取得、症例報告30例、症例記録10例など)で実施予定です。

旧専門医は新専門医に移行するので、時間は無駄にならないようです。

経験症例について

経験症例は研修期間中に認定教育施設(あるいは連携教育施設)で経験した症例。外来、入院を問わない。

性腺疾患少なくない?問題

なかなか教科書に載っているような性腺疾患は経験できません。少ないから。

学会は助け船をだしていて、閉経後骨粗鬆症例などもOKにしています。

汎下垂体機能低下症について性腺機能低下症と併記してい提出するとか、PCOS、不妊で甲状腺ホルモンを調整している方とかも症例としては使いやすいんではないでしょうか?

専門医取得は大学院生が狙い目!または市中病院で外来主治医

大学院生の時にまとめてとっておくのも狙い目です。大変ですが。

症例の吟味が大学病院よりは市中病院の方がやりやすいです。外来症例を専門医症例で使用するのがサマリの準備を考えると圧倒的に楽です。大学病院での症例も全て使う勢いでやれば足りなくなると言うことは無いでしょう。

たいてい、登録などが面倒くさくなって後でやろうと思ってアタフタするのが相場です。なので、市中病院にいるときに準備するのがオススメです。外来で専門医からの引き継ぎ症例などがある場合はそのまま使用できるのでだいぶ楽です。

まとめ

制度は変わったように見えますが、実は昔と比べて変化有りません。専門医は受けるまでが面倒なので、早めの準備しておきましょう

  • この記事を書いた人

drーharv

こんにちは、Dr. Harv です。専門医としてのキャリアを積む一方で、資産運用、副業、ポイ活にも取り組んでいます。 このブログ「dr-harv.com」では、日々の日常、投資の知見、趣味など幅広いトピックを扱っています。より良い未来につながることをコンセプトにしています。読者の皆様にとって何か役立つ情報を提供できれば幸甚です。

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