カバードコール-オプション戦略-

2022-02-07

Harvです。少しずつオプション戦略を紹介し勉強していきたいと思います。

今回はカバードコールをとりあげます。

カバードコールは最も基本的なスプレッドと呼ばれています。高勝率スプレッドで人気も高いですが、下落には弱いです。

カバードコール

原資産を保有しつつ、保有している資産のコールオプションを売る戦略です。コールオプションを売ることで保有する資産の権利価格を超える値上がり益を放棄する代わりに、オプションプレミアムを獲得することができます。

コール売り価格を超えない水準で推移する場合に有効な戦略とされています。

カバードコールの一般的な損益図

どこかで上図のような説明を見たことがあるかもしれません。QYLDはカバードコール運用なので聞いたことがある方もいるかもしれません。

QYLD高配当ETF

確かに損失が減るし、ある程度原資産(先物、株)が上がった場合は大もうけはできないですが自分が設定した利益がもらえるので良さそうです。今日は原資産を225日経先物にした場合の話をします。

私もはじめ、コールオプションの売りが損失を減らしてくれて、利益は一定に抑えられてしまいますが、勝率も高そうだし良いなと考えていました。。

カバードコールのグリークスをチェック

こちらがSBIのオプションHYPER先OPでシミュレートしたカバードコールになります。コール売りと先物で調整してデルタはフラットという設定です。水色の線が満期損益で白線が期中損益になります。グラフをよく見てみて下さい。。。。

カバードコールは即死ポジション、安易にとると死にます

よくみるとコール売りのところが利益の山のピークで、そこを外れるとカバードコールは損失無限大です。つまり

先物下落→先物分の損失をコール売りがカバーできない

先物上昇→コール売りの損失を先物の利益でカバーできない

カバードコールはガンマショート、ベガショート、セータプラス のポジション

実戦では損失無限大のポジションなんて取りたくないですよね?ですが、カバードコールをポジると上記のリスクを負います

どうしたらこのポジションは勝つかというと、コール売り周囲に先物がとどまった場合にセータプラス、ベガショートで勝てるわけです。

ガンマショートのため相場の急変動には極めて弱いポジションとなります。相場の平穏を願うポジションです。なので上がりすぎても期中損失になってしまいます。

カバードコールの狙い所

コールのIVが盛って、剥げるタイミングはカバードコールが機能します。急落後のリバウンドや相場が膠着してIVが下がっていく展開。

イベント盛りでIVが剥げるタイミング 等です。

必然的にレンジ相場や比較的相場環境が落ち着いてくる状況などで機能します。相場の上昇時はコールのIVが剥げることが多いので、だいたい大丈夫なことが多いです。ヨコヨコ、ジリ上げなどで強いですね。

急騰、急落はどちらもガンマとベガから驚くほどの損失をまなくことがあります。

カバードコールの注意点

セータがプラスなので、ほっておいても一定の利益がえられますが相場が常に一定の範囲でとどまることは少ないのでIVが十分に下がったタイミングや十分利益が得られているときはポジションを引っ張りすぎず利確を行った方が良いと思います。

なのでほったらかしにするようなポジションではなく、即死ポジションなので注意が必要と言うことです。ボラの剥げるタイミングを上手くとらえることができれば短期間で利益を得ることが可能です。

また、何度もいいますが急落には極めて弱いポジションとなるので注意が必要です。



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