オプション戦略 オプション研究

オプションSQ週対策特集

2022-08-07

オプションは様々な戦略をとることができます。そして、オプション取引は必ず限月があり、SQ日を迎えると決済となります。

実にわかりやすい。

残存が少なくなりSQ日に近づくとオプション特性が変化してきます。

SQ、SQ日

オプションの満期が近づくと原資産のATMから離れたオプション価格は加速度的に減価していきます。

ですが、オプション売り > オプション買い となるかというと、そうとも限りません。

基本的にはオプション売りの方が圧倒的に優位です。が、ひとたび売りが捕まると加速度的に今度は損失となってしまいます。

以上のことをグリークスで語ると

セータは増大し、ガンマリスクが増大すると言い換えることができます。

相場が動かなければ、売りは儲かり、買いオプは損。一方で相場が動いてしまうと売りは(方向を外した場合)危険となります

別の言い換えをすると、オプションの時間的価値が減少してしまい、先物化(価格の価値のみ)となります。

たらればですが、OTMのオプションを売っていて、SQ持ち込んで捕まってしまうと相応の損失を受けます。

たいてい、売りで儲かる儲けの何倍か何十倍を一撃で飛ばしてしまうことになります。

トータルで考えると、満期直前のオプション売り戦略が真に優位かというと難しいと言えます。

コール売りの方がプット売りよりさらに勝率が高くなりますが、たいていコールオプションプレミアムは安いので

満足がいくように枚数を売ると、売りで損をすると儲けを吹っ飛ばすリスクがあります。なので、プット売りの恐怖は有名ですが、

コール売りが安全ということはありません。

それでは、このようなリスクなどとどう付き合っていくのが良いでしょうか?

売り一辺倒の戦略を見直す

買いだけで勝てれば苦労しないのですが、セータ損、ベガリスクを負うのでオプションの買いで勝つのも簡単ではありません。IVの盛り剥げを利用したボラティリティートレードが基本で、ガンマロング、ベガロングで損小利大を狙うのが正攻法とされています。

セータリスクはオプションの満期が近づくと、限月10日ぐらいから大きく変化してくるのでこの辺りのトレードがやりやすい方が多いかなと思います。残存7日を切ってくると、オプションロングは外すとまずセータ損を取り戻せないですし、いってこい(ダイナミックヘッジをしても)では相当損します。

SQ対策 SQ持ち込みはしない

大事なことですがポジションを手仕舞ってしまうことは有効です。

これはSQ週になると、機関投資家が大きなポジションを持っていて建玉回収で相場の動きを作ってしまうことがあります。

乱高下という言葉でよく後付けで説明されますが、実態は、売り仕掛けや買い仕掛けでオプションや先物の建玉回収を行います。

反転ポイントは建玉回収のところになります。なぜ、そのような動きになるかというと満期を迎えたオプションの買い玉は価値がゼロになってしまうからです。その後はSQ値に向かって収束します。

じゃあ、SQ前日ならほとんど値動きないんじゃ?と思いますが、これはまたそうはならないです。この間のSQも前日で大きく動きましたから前日ATMの周囲を売っていれば良いかというとそうでもないです。

レシオスプレッドなどは熟成していれば十分な利益になっていますので手仕舞っても良いし、SQ値予想から2000円ほど離れていれば持ち込んでもよいでしょうが万一のリスクは残ります。ブラックスワン時は万一があるので手仕舞った方が無難なことが多いです。

SQ対策 買い玉をいれて損失限定にしておく

例えばアイアンコンドルやクレジットスプレッドがあります。売り玉が近接した状態で耐えるかどうかは相場状況にもよりますが損失限定とはいえ結構な額になることもあるので。。

ロングストラドルを適宜加えてショートコンドルにすることで利確と損失限定を兼ねるのが一番スマートです。

ですが、基本的にはやっていることは利確とポジション手仕舞いと変わりません。

レンジの上下の動きで上手くショートコンドルやバタフライを作ることができれば良いのですがなかなか上手くいかないのも事実。

考え方としては売りだけで対応しようとしないで買い玉のヘッジをいれておくことで退場のリスクを減らしておくことは後々重要になってくると思います。

ガンマリスクをとりすぎない

売り玉のガンマは時間経過とともに増大してきます。先物の動きに依存してくるので、ある程度利益が出たら利食ってしまった方が安全です。

売っているとガンマはショートになりますが、このガンマが増大してきます。自身が思っているよりもガンマリスクが増加してくるので買い玉をいれてヘッジするか売り玉で利確するかが重要です。

リスクは表裏一体なので、期近が何らかの理由でIVが盛りすぎてしまえばチャンスともいえますが相場の天井、底がわかれば苦労しませんね。。。

リスクを抑えたオプション売りもあるが

オプション売りをするとプレミアムの丸取り(ネイキッド)を狙ってしまうものですが、これはやはりリスクが高い。

買い玉をいれたバックスプレッドやカレンダースプレッドが個人投資家がオプション取引を続けていくコツかなと思います。

買い玉のヘッジが機能するか、売り玉がインするかなどで状況が変わりますので

SQ週ではガンマリスクが増大することと、機関投資家のポジション調整によるSQムーブの相性が悪く勝負にでるのはリスクが高いとも言えます。売りよりは買いで損小利大を狙うのが良いかと思います。

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