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プロテクティブコールーオプション戦略ー

2022-02-20

Harvです。オプション戦略紹介シリーズです。

今回はプロテクティブコールをとりあげます。原資産の売りとコールの買いで構成されます。

プロテクティブコール

原資産の売りポジションを保有しつつ、保有している資産のコールオプションを買う戦略です。原資産の売りの利益を追いながら逆行による損失はコール買いによって限定され、上昇時はコールオプションの利益でカバーする戦略です。上がってよし、下がってよし。大きく動いた方が得になるポジションでガンマロングベガロングです。プロテクティブプットと同じような戦略です。

プロテクティブプット

プロテクティブコールの損益図

今回はデルタニュートラルのプロテクティブコールを考えます。

ミニ売り26840ー1、3C28250+1 86 のプロテクティブコール

グリークスを見てみましょう。

プロテクティブコールはガンマロング、ベガロング、セータマイナス

損益図をみてもらうとわかりますが上にも下にも動いてプラス。後述しますが、実戦では下落した方がプラスになりやすいです

先物が上に行ったとき

損益プラスになってますね。上昇についてはコールの利益でプラスになります。理論上は。

実際は上昇時はコールが剥げやすいのでベガの損失がでます。タイミングが重要になります

先物が下に行ったとき

先物が大きく下がるとこうなります。コールオプションのベガは減ってしまうので利益には逆行してしまいますが、こうなるとIVが大きく上昇することでベガ益が加わり大きくプラスになります。セータが軽減するのでプロテクティブコールの下落時の利益は利確しやすいです。

コールオプションは下落の方が儲かるといわれる所以はこのような特性によります。

ヨコヨコしたとき

ヨコヨコしたときはセータがマイナスなので、そのぶん減っていきます。またボラドロでも損失はでます。しかし、損失はポジション組成時以上には損は出ず限定されます。

プロテクティブコールは証拠金が少なく、資金効率に優れる

上記ポジションの証拠金は1セット13万前後。損失13万、リターンは無限大というポジションになります。

プロテクティブコールの狙い所

ガンマロングポジションですので大きく動く前に仕込む。ヘッジポジションと考えて置いておくのもアリです。

戦略として上も下も対応しているということで先物を売るだけの下落ヘッジとも異なる戦略です。コールの裸買いは先物の下落に弱いのですがプロテクティコールだとそのどちらでもプラスにしうる戦略となります。

コールオプションは上昇でもIVが剥げてしまうため、上昇でとるのは意外に難しいことを経験したことは多いと思います。

コールは先物の上昇によって剥げ、下落時に盛るのが通常なので、下落時のコール盛りを狙うタイミングが基本。上昇時にコールが盛るタイミングで仕掛けるタイミングが理想です。

先物水準がレンジ上限での逆張り風、または重要金融イベント前にコールが剥げていて盛り始めたときは良いタイミングになります。どちらかというと下落狙い。また上抜けで大きく跳ねる展開。上でとるにはコールのIVが大きく剥げていることが条件になります。中途半端だと上昇時コールは大きく剥げるので、その場合カバードコールの方が良いです。

カバードコール

プロテクティブコールの注意点

ジリ上げに弱いです。急騰はコールのガンマでなんとかなり、プット売りを当てたりしてブルシンセにすることでなんとかなりますがボロドロがキツいです。したがってエントリーポイントが重要です。



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