プロテクティブプットーオプション戦略ー

2022-02-20

Harvです。オプション戦略紹介シリーズです。

今回はプロテクティブプットをとりあげます。原資産の買いとプットの買いで構成されます。

プロテクティブプット

原資産の買いポジションを保有しつつ、保有している資産のプットオプションを買う戦略です。原資産の買いの利益を追いながら損失はプット買いによって限定され、下落時はプットオプションの利益が原資産の買いを上回る戦略です。上がってよし、下がってよし。大きく動いた方が得になるポジションでガンマロングベガロングです。

プロテクティブプットの損益図

今回はやや下目線のプロテクティブプットを考えます。デルタは微ロング

ミニ買い26840+1、3P24500+1 135 のプロテクティブプット

グリークスを見てみましょう。

プロテクティブプットはガンマロング、ベガロング、セータマイナス

損益図をみてもらうとわかりますが上にも下にも動いてプラス。どっちかというと下に動いた方が大きなプラスになります。

先物が上に行ったとき

損益プラスになってますね。まあ、今の相場で28000回復するのかという問題はありますが理論上はプラスになります。

ただ、ベガロングなのでボラドラがおこるとそのぶん損失がでますのでポジション調整などは必要になりそうですが大きな負けは無さそうです。

先物が下に行ったとき

先物が大きく下がるとこうなります。ベガが増えていることに注目。これぐらい先物が落ちたらIVが噴いているのでさらにプラス10ー20万以上となります。1セット50万!デルタも大きくマイナスになっていますのでデルタヘッジなどをいれるのはトレーダー次第。

ヨコヨコしたとき

ヨコヨコしたときはセータがマイナスなので、そのぶん減っていきます。またボロドロでも損失はでます。しかし、損失はポジション組成時以上には損は出ず限定されます。

プロテクティブプットは証拠金が少なく、資金効率に優れる

上記ポジションの証拠金は1セット13万前後。損失13万、リターンは無限大というポジションになります。

プロテクティブプットの狙い所

ガンマロングポジションですので大きく動く前に仕込む。ヘッジポジションと考えて置いておくのもアリです。

戦略として上も下も対応しているということで先物を売るだけの下落ヘッジとも異なる戦略です。プットの裸買いも先物のリバなどに弱いのですがプロテクティブプットだとそのどちらでもプラスにしうる戦略となります。

ボラドロには弱いのでできれば相対的にプットが剥げているタイミング。

プットは先物の上昇によって盛るのが通常なので、下落時にプットが盛るタイミングが理想です。

先物水準がレンジ下限での逆張り風、または重要金融イベント前にプットが剥げていて盛り始めたときは良いタイミングになります。

プロテクティブプットの注意点

おそらくポジション組成すると、下落や暴落を期待することになります。が、そうそう暴落していたら苦労しません。ベガを積むとそれだけ期待リターンも大きくなりますが、ボラドロの損失も大きくなります。リスクとリターンのバランスも重要です。少しベガは控えめにしておいてもレバレッジが効いて自動的にガンマロング、ベガロングが増強されるのでほどほどにしておいても良いかなと思っています。



関連記事

-オプション戦略, オプション研究, トレード