1月になるとお餅の窒息を救急外来で見かけることが増えます。
消費者庁によると餅による窒息死亡事故の43%が1月に発生しています。
厚生労働省の窒息事故頻度によると一口あたりの窒息事故頻度は1位となっている
入院患者さんへのお餅の提供は、以上のデータを踏まえると全く推奨されないのであるが
重要な行事の側面もあり、またお家に帰ることができない患者さんからはお餅が食べたいという根強い需要があることも入院患者さんを担当していたときは、よく聞いた話である。
お餅を安全に食べるには?
餅は圧倒的窒息しやすい食べ物であるため、回避が望ましいですが
窒息を予防するには小さく刻む、よくかむ、量を減らすなどが具体的な対策になります。
それでも、危険性はゼロではありません。
病院での提供
毎年話題になることなのですが、病院毎で対応は異なると思います。お家で食べるときも窒息する可能性は考慮しておく必要がありますね。