ビタミンは足りなくなると体のあちこちに障害を起こします。
一方で、とりすぎてしまうとどうなるかというのが今回の話題です。
ビタミンには水溶性(水に溶けるもの)と脂溶性(油にとけるもの)の2種類があります
脂溶性ビタミンは中毒に注意
水溶性ビタミン B1、B2、B6、ニコチン酸、パンテトン酸、ビタミンB12、ビタミンC
脂溶性ビタミン ビタミンA、D、E、K
があります。水溶性ビタミンは過剰にとりすぎても尿中へ排出されるのでほとんど問題となることはありません。脂溶性ビタミンは尿中から排出されず吸収されるのでとりすぎによる過剰症が問題となってきます。
ビタミンD中毒
ビタミンDは不足すると骨が弱くなってしまい問題となりますが、困ったことに過剰摂取も問題になります。
1日100μg以上の摂取で健康への悪影響のリスクが高まるとされています。ビタミンDの過剰摂取は医原性、サプリメントの過剰摂取によるもので、余程の食事過剰摂取でなければ問題になりません。
ビタミンDは骨吸収および腸管でのカルシウム吸収が亢進し、高カルシウム血症が生じます
過剰摂取は起こりうるので注意です
高カルシウム血症の症状
悪心、嘔吐、食欲低下、口渇感、多飲、多尿、脱力、意識障害
というわけでビタミンDをとっている場合は定期的にモニタリングしてチェックが望ましいです。